心も体も今すぐ壊して


俺はサッカー部に入り練習に明け暮れる毎日。


リフティングをしていたらソフトボールが足元へと転がって来た。




「あ、ごめんね~」




ボールを取りに走って来た君。
いつもロングの髪を後ろで束ねて、キャップを深く被ったいつもと違う可愛さの君。


俺は足元のボールを拾い君へと差し出した。




「清水君。ありがとう」




笑ってボールを受け取る君。
やっぱり君は可愛い。


可愛い上にスポーツが出来て、益々俺は君に惚れて行く。




「島谷さん…ソフトボール部なんだ」


「うん。今キャッチボールしてて、美香がノーコンだから困っちゃうよ~。ありがとね」




ニコッと微笑み君は走って戻って行く。


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