心も体も今すぐ壊して


「お姉ちゃん!!」




朝起きて制服に着替えると一階のリビングへ降りるなり、5歳になったばかりの弟、蓮【レン】が駆け付け抱き着いて来る




「おはよう。蓮」




いつも通り蓮の頭を撫でた後、義母におはようの挨拶をする。




「おはよう。お義母さん」


「……おはよう」




相変わらず、義母は私に背を向けたまま朝食の準備をしてる。


義母と目が合うのは、一日一回ぐらい。


まあ、私は気にしない。
普通は嫌だよね…。
だって…愛人の子何だもの。


私なら嫌だ。
愛人の子と暮らすなんて絶対に嫌。


義母はお父さんの事をすごく愛してる。


お父さんと別れたくないから、私を受け入れたみたいな感じだと思う。



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