心も体も今すぐ壊して


夜、ご飯を食べ終えると悠也と私はテーブルの椅子へと座り、蓮と陽はリビングで遊んでる。


こうしてると何だか家族みたいな感じ。
二人共楽しそうで何よりだよ。




「あ、ねえねえ悠也」

「あ?」

「私…実は…専門学校…辞めたの…」




雷が落ちる…。
勝手に辞めちゃったから…。




「…知ってる」

「……え?」

「バーカ。知ってるに決まってんだろーが。いつ自分から言い出すか、待ってたっつーの」




あんなに悩んでいた私って…。
しかも…試されてたなんて…。
本当…相変わらずだね……。




「何で辞めたわけ?俺に一言も相談せずに…」

「…それは……。は、働こうと思って…」

「はぁ?!馬鹿じゃねぇの?!」




うわっ…。
今…怒鳴られた…。
な、何で今…怒鳴るの……。



< 211 / 321 >

この作品をシェア

pagetop