心も体も今すぐ壊して
―――ガチャ―――
寝室のドアが開き悠也が部屋へと入って来た。
私は悠也に背を向けて寝た振りをする。
今は何を話せばいいのか分からない…。
嫌味を言ってしまいそうで…。
悠也はベッドへと入ると小さな明かりを消すと寝る姿勢に入り…
―――ぎゅっ―――
後ろから私を抱きしめて
眠りに付く。
いつも悠也は抱きしめて寝てくれる。
すごく安心してる筈なのに…
今は…不安が大き過ぎて…
胸が苦しいよ…。
早く…仲直りしなきゃ…。