心も体も今すぐ壊して
どんどん不安は募って行く…。
私なんかじゃダメなんじゃないかって…。
私と一緒にいるのは…過去の罪滅ぼしの為だって…。
もし…過去の事件がなかったら…悠也とは一緒になっていない気がして…。
…不安な事ばかり考えちゃう。
どうすればいいの…。
「ただいま」
悠也が帰って来た。
悠也の顔を見るとほっとして…何も聞けなくなっちゃう…。
「今日はありがとな。資料、助かった」
「う、ううん」
「どうせなら、部屋まで来ればよかったのに」
「…それはさすがに…怒られるかなって…」
「ハハハ。そうか」
笑いながら悠也はネクタイを緩める。
「明日は飯いらねーからな」
…明日?
ご飯……いらない…?
飲み会とかかな?