心も体も今すぐ壊して
―――♪♪~♪~♪♪―――
テーブルの上の悠也の携帯が鳴り響く。
こんな朝に電話なんて…誰からだろう…?
昨日飲みに行った人達かな?
家に帰れたかの確認コールだよね。
なのにどうして…こんなに気になるの…?
朝帰りの事があったから…?
「…ん?誰だ?」
今ちょうど、悠也がお風呂から上がって来た。
チラッと携帯の画面を見ては
テーブルの上に置く。
「かけ直さなくていいの?」
「ああ。後で電話する」
「そっか…」
些細な事でも気になる私…。
どうして…今かけ直さないのって…思ってしまってる…。