心も体も今すぐ壊して
「どうなっても、知らねーよ」
「…うん」
悠也は私をお姫様抱っこをして寝室へと入る。
本当はさっきの女の人に嫉妬してる。
だって…さっき…抱いてきたんでしょ?
どんなセックスして来たの?
こんな嫌味な事が頭から離れない…。
だけど…私が一番怖かった事。
それは…
私を汚いって思ってるんじゃないかって……あの事件の時…悠也もいたから…。
あの時の私しか…見えてないんじゃないかって…ずっと思ってた…。
だけど…そうじゃないって分かった時…。
さっきの浮気の事なんか
小さく見えて……今は本当に悠也に抱かれたいって思ってる。