心も体も今すぐ壊して


キスをしながら上着を脱がそうとする手が止まる…。




「……悠也?」


「…悪い…ちょっと待ってな」




悠也は起き上がるとベッドに座り俯く。
…さっきまでいい感じだったのに。


また再び胸が苦しくなる…。
もしかして…私が浮気相手で…さっきの女教師が……本命とか?




「…水…飲んで来るな」


「…待ってっ!!」




立ち上がりドアへと向かう悠也の背中にぎゅっと抱き着く。


私…もう…限界だよ。
苦しい…。




「…悠也……私が…嫌い?」




ぎゅっとしがみついたまま、震える声を何とか出し切って問い掛けた。


私の思いは伝わらないの…?



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