心も体も今すぐ壊して


家に着くと二人共ソファへ座る。
すごく重たい空気の中で
私は悠也からの言葉を待った…。


車の中では全然話さなかった。
もう…これで本当に終わり何だね…。


悠也は優しいから…
きっと…私の事を思って
別れを告げるんじゃないかな。




「…芹香……芹香が俺の事で悩んでるのは知ってた…」


「…………うん…」


「……ごめんな…」


「……ううん」




謝らないで…。
私こそ…頑張るって決めたのに…。
中途半端にしちゃったから…。




「…悠也は……悪くないよ。…これは……誰も悪くない……」




誰も、悪くない…。



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