心も体も今すぐ壊して


「…ふぅん。じゃあ、おじさんが私の相手してくれるんだ。教師なのに、大丈夫なの?」




もう何かどうでもよくて、少しからかってやろうって思った。


だって、有り得ないもん。
私を馬鹿にしてるとしか思えない。




「気にすんな。ちょっとした遊びだ。異性不純行為にすらはいらねぇよ」


「………はぁ。」


「お前の声聞いてたら、気持ちがあるかないかぐらい分かるっつーの」


「なっ!さ、最低っ!!」




私はリスニング室を飛び出した。
おじさん、最低!!
嫌、今更だけど、最低。


何なの、あの教師。
私を何だと思ってるの。
馬鹿にするのも大概にして欲しいよ本当に。


私は急いで教室を出て、亮に電話した。


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