心も体も今すぐ壊して
「ガキじゃありません」
私はスタスタと歩いて家へと向かう。
からかう為に車を横付けまでして、どっちがガキなのよ。
「ご機嫌斜めじゃね?何かあったのか?」
「…はぁ。原因はおじさんです。おじさん。もう着いて来ないで」
「ほ~。俺か」
何なの、本当に。
すごく苛々するんだけど。
どうにか出来ないかなこの人。
あ…そうだ……。
いい事思い付いた。
「おじさん。私今から予定ないの。だから私と遊んでくれる?」
「は?誰が、他の奴とやって来た女、抱くか。ばーか」
ムカつく…。
…先生…やめてもらおうかな。
私は無理矢理、助手席のドアを開けると中へと乗り込んだ。