心も体も今すぐ壊して


「…お前……怖いもんないのか?」




おじさんは私の服を脱がせて行く。
私が腹黒いって事…気付いてない。
今日の事…学校に言うのに。




「…怖いもの?あるよ?…おじさんには教えてあげない」




怖いもの。
それは……雷…。
雷が怖い…。


小さい時、丸一日倉庫に閉じ込められた事があって…その時雷が激しくて。
私は雷が嫌いになった。




「そうかよ。ほら、後ろ向きな」




おじさんは私の服を脱がせると無理矢理後ろへ向けると、背中をぐっと押し四つん這いにさせた。


後ろ向いて何するのかな?
後ろはあまり好きじゃない。







………その時…。



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