心も体も今すぐ壊して
―――夜の8時―――
今私はおじさんの部屋の前にいる。
びっくりするかな。
来ないって思ってそうだもん。
―――ピーンポーン―――
インターホンを鳴らしたけど出て来ない。
あれ?…もしかして…嵌められた?
おじさん留守…?
私はドアノブに手をやると
ガチャリと開いた。
「……ど、泥棒?!」
おじさん大丈夫かな。
まさか…泥棒だったら…どうしよう。
恐る恐る部屋へと上がる。
「…お邪魔…します……」
一歩一歩足を踏み入れる。
私はリビングへ入る為のドアを
ゆっくりと開いた…。
泥棒なら……何とかしなきゃ…。