心も体も今すぐ壊して
「…美紀。来いよ」
俺は美紀を向かい合わせにし膝の上へと跨がらせる。
女を抱くのは簡単だ。
ただ気持ちよくしてやりゃいい。
頭から足にかけて愛撫すればいいだけの話しだからな。
「…悠也。好きなの」
美紀はそっとキスをする。
俺はキスを受け入れ、どんどん激しく深く口づけて行く。
キスが終われば今度は美紀の体を愛撫する。俺のやりたい様にな。
その度に甘い声を出す美紀。
普通なら何か感じたりするんだろうが…悪いが俺は全く感じねぇ。
美紀の声を聞いてると…義務っぽく聞こえるからな。出さなきゃいけないみたいな感じにな。
ある程度愛撫をすれば、美紀の中に俺が入って行き俺の体にしがみつく。
こんな姿を見ても可愛いとか全く思わねぇ俺がいる。
ひでぇよな。
―――ガチャリ―――
鳴り響くインターホンを無視していると暫くしてリビングの扉が開いた。
アイツだな…。