キョウキ
昼休み。
コンビニ袋を鞄から取り出して屋上に向かう。
入学してから1ヶ月。
日課のように毎日繰り返してる。
人とワイワイやるのは俺の考える不良とは違う。一匹狼的な不良に見えるための日課。
扉に手をかけると、髪を薄茶色に染めたギャルが小走りで近寄ってきた。
「天城さん、天城さんっ!」
妙に俺を構ってくる女子だ。名前は知らない。
「んだよ…」
「田子(だんこ)をぶっ倒したらしいじゃないっすか!彼氏からメールが回ってきたんすけど、これ連絡網みたいに広まってますよ?」
ほんとに敗けたのに言いふらしたのか、それても誰かが俺が金髪を殴るとこを見てたのか、それはわからないが好都合だ…お陰で俺の名前が充分な程に広まった
コンビニ袋を鞄から取り出して屋上に向かう。
入学してから1ヶ月。
日課のように毎日繰り返してる。
人とワイワイやるのは俺の考える不良とは違う。一匹狼的な不良に見えるための日課。
扉に手をかけると、髪を薄茶色に染めたギャルが小走りで近寄ってきた。
「天城さん、天城さんっ!」
妙に俺を構ってくる女子だ。名前は知らない。
「んだよ…」
「田子(だんこ)をぶっ倒したらしいじゃないっすか!彼氏からメールが回ってきたんすけど、これ連絡網みたいに広まってますよ?」
ほんとに敗けたのに言いふらしたのか、それても誰かが俺が金髪を殴るとこを見てたのか、それはわからないが好都合だ…お陰で俺の名前が充分な程に広まった