Strawberry & Bitterlove

「昨日だって…。課長に迷惑かけてしまって。ホント私、鍛えた意味ないですよね」





いつだって。



肝心要な時に、私はとても無力。











「別に構わないが…。いいんじゃないか?たまには守られても。お前だって女なんだし」



「私は!そーゆー固定概念がキライなんです!!女が男に守られるのは当たり前ーなんて虫酸が走ります!!女にだって守りたいものはあるし、力だってあるんです!!」





と、言った瞬間口を塞ぐ。







何を言ってんだ私は。



何一つ守れなかった私が…。




今更、何を守れるんだって話。







だから私は。



強くなることを止めたんじゃないか。

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