Strawberry & Bitterlove

「情けないよな俺…。それからそのことが頭から離れなくて、君が課長のことを待っていたことにも腹が立って…。どうしたら君は俺を見てくれるのかなって…」







そう言って切なそうに芦屋くんは笑った。








「君と課長のことはわかってるけど…。どうしても諦められないんだ。すみれちゃん。俺は君が好きだ」







芦屋くんの真っ直ぐな告白に、あの日の言葉が重なる。












―「すーちゃん。僕、すーちゃんのことが…――」―









…言わなくちゃ。



今度はちゃんと真剣に。

< 132 / 378 >

この作品をシェア

pagetop