Strawberry & Bitterlove
プルルル。
プルルル。
ん?
「あ、電話だ」
『は?あんた今あたしと電話してんじゃん。あんた携帯2台も持ってんの?』
「ううん。違うよ。家電の方」
『家電って…。携帯あんだしいらないじゃんそれ』
それはそうなんだけどさ。
ぎっくり腰になってからジジーがつけろってうっさいんだもん。
「というわけだからもう切るね守風ちゃん。相談、のってくれてありがとう!」
『そうね。あたしもそろそろ後ろのヤツの視線が気になるところだし。どういたしまして。今度またカラオケ奢れよ(※番外編参照)』
そう言って守風ちゃんは電話を切った。
…はぁ。
いいよなー守風ちゃんは。
何だかんだあったけどうまくいってるし。
撫子もラブラブだし。
それに比べて私は…。
なんて言うか…泥沼状態?