Strawberry & Bitterlove
「ゆ…由香…さん…」
なんてタイミング。
噂をすればなんとやらって本当だったんだ。
「あの…。あなた、私を知ってるんですか?」
え!?
いつの間にやら、由香さんは私の目の前にいた。
わわっ!
どうしよ!
なんて説明しようっ!
「え、あのっ、えっとーはい、知り合い…と、言いますか…!そのー」
「すみません。私、事故でずっと眠ってて…。まだ記憶もぼんやりしてるんで、あなたのこと思い出せないんです」
いや、実際、私と由香さんは面識ないですし。
なんと言いますか、謝るのはむしろこっちと言うか…。