Strawberry & Bitterlove
「いえ…。何でもないです。ご迷惑をおかけして申し訳ありません」
「いや、いいんだけどさ。でも何かあったらちゃんと言ってね?あまり根詰めすぎちゃダメよ?それじゃお疲れ様」
「お疲れ様でしたー」
パタンと。
黒崎さんは仕事を終えて帰って行った。
オフィスには私一人。
はぁ…。
何やってんだかな私…。
そもそも…!
課長がいきなりあんなこと言うから…!!
―って、それも自分に対する言い訳だ。
悪いのは課長じゃない。
私なんだから。
いつまで経っても自分の気持ちが分からない私のせいなんだから。
どうしたいんだろう私は。
どうしたらいいんだろう私は。