Strawberry & Bitterlove

「話よりも芦屋くんとやら。まずは傷の手当ての方が先でしょ。今、救急車呼んだから…」



「あ、いえ。俺ん家、すぐそこなんで。大丈夫です。弟がしょっちゅうこんな感じになって帰ってくるんで傷薬はたくさんあるんですよ」






いや、それ自慢することじゃなくない?




弟さん大丈夫なのそれ。










「それじゃあすみれちゃん。また明日」






そう言って芦屋くんはネコを抱えて帰って行った。

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