Strawberry & Bitterlove
No.22 消せなかった灯
小さな頃から、物心つく前から当たり前のように一緒にいて。
いつからかはわからないけど、あたしは当たり前のように有志に恋心を抱いた。
でも、想いを伝えてしまったら今までのようにはいられなくなる。
結果がどうであれ、あたしは怖かった。
幼なじみという関係を壊すのが。
そんな時、高校生の時、偶然にもあたしは有志が告白されてる現場に居合わせてしまって。
その時初めて有志の気持ちを聞いた。
「由香はただの幼なじみだ。彼女なんかじゃない。言ってみれば妹みたいなもんだ」