Strawberry & Bitterlove
それはともかくとして。
手がかりは掴んだ。
雀蜂通信に雇われた働き蜂。
とりあえず、明日会長たちにも報告してみるか。
てゆーかすっかり遅くなっちゃったなー。
ジジー飯作ってるかな…。
いや、それは有り得ないか。
早く腹ごしらえがしたくて家まで小走りで駆けていた途中、見知れた背中が目に入った。
「知聡ー?あんたこんな時間に何してんのー!?」
「あ…。すーちゃん」
私の声に気づいて知聡は顔を向けた。