Strawberry & Bitterlove
┣No.24.6 置き手紙
翌日。
私は目覚まし時計の音ではなく、鳴り響く救急車とパトカーのサイレンで目が覚めた。
まだ朝の6時過ぎだった。
私はじじいから状況を聞き、スウェット姿のまま雨が降っている外に出た。
現実が、信じられなかった。
だってさ、昨日、あんな微笑みを浮かべていた人間が、12時間経った今、もうこの世にはいないなんて誰が信じられる?
信じられるわけ、ないじゃない。