Strawberry & Bitterlove

「全くもって余計なことをしてくれたよな、あいつ。自殺するとかどんだけだよ」



「まぁ、ゲームにアクシデントはつきものっしょ。そうッスよね?」



「あぁ。そうでなくてはつまらない。賢くて使い勝手のいい駒を失ったのは痛いが、まぁあれもそろそろ限界だと思ってたしな」



「どうするんすか?長倉がいねーと続けらんないッスよ?」



「そうだな。そろそろこのゲーム盤も飽きてきたし…」









ヤツらの笑い声がヤケに大きく聞こえる。









体中が震える。







怖いからじゃない。





悔しいからじゃない。









憎いからだ。






体が叫んでいる。






ヤツらが憎いと。






許せないと…!

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