たからもの
まただ…何度も見る夢。

私は夢の中でもベッドで寝ている。

しばらくすると私は何かが上に乗っかかったような強い金縛りにあう。

けれど、それが夢の中で起きているのか、現実で起きているのかはわからなかった。

それでも目をうすく開け、周りを見る。

私の周りには無数の霊が浮遊しているんだ。

１匹の霊が私を連れ去ろうとする時、部屋のドアがバンッ!!て開いて知らない男の子が助けにきてくれるの。

どこかで見たことはあるんだけど誰かは思い出せない。

だから私は決まってこう聞くんだ。

「あなたは誰…？」

「…俺は…」

そこで目が覚めてしまう。

今回もそうだった。

「あれは一体誰なんだろう…。」

牛乳を飲みながらぽつりとつぶやき、時計に目をやる。

「やば…行かないと!!」

私は急いで家を出た。

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表紙・目次

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