初めての恋は
「はーい」

中から声が聞こえて扉が開く。
天パの女の子、ユリだった。

「‥‥‥‥エリカァァァア!!!」

暫く停止してたけど、ユリは物凄い勢いで抱き着いてこようとしてきた。それをウチは片手で頭を鷲掴みにして止める。
小学校を卒業してから、あまり会っていなかったからなのか、ユリは凄く嬉しそうだった。

「入っても良い?」

「良いよ♪」

上機嫌だな。
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