初めての恋は
一年の教室は四階で、三組の教室は一番奥。教室についた時には、若干疲れてた。
教室の中に入ると、知らない顔が沢山居た。がやがやと騒いでる。
ウチは、その声が耳障りだった。
男子のふざけて笑ってる声。
女子の甲高い声。

うるさい、うるさい、うるさい

うるさい奴らは皆‥
皆、消えれば良い、裏切られれば良い、傷ついてしまえば良い

何処にも向けることが出来ない苛立ちを抱えたまま、ウチは自分の席に座った。
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