雑用部+α
「今日も空は青いな」
そうポツリと呟く
「キモ」
と山田は小声で言ったあと
「珍しく依頼が来ないですね。いつもはいっぱい来るのに」
「キモって言ったのスルーしようとしてるだろ。お前。ちゃんと聞こえたぞ」
「人は太古から日々エロさが増していく」
「意味がわかりません。なんで増すんだよ」
―コンコン
部室のドアが音をたてる
「普通にノックの音がした、でよくねーか?はい、どうぞ」
「すみません」
遠慮がちにドアを開けたのは、地味な女子だった
「何ですかー?彼氏なら自分で作って下さいね」
冷たく言う山田健さん
「え…あのっ…すみません…」
「じゃあ帰ってね」
そう言って、女子生徒を部屋からだした。
バタン
「一件落着!!」
「落着じゃねーよ!!何しちゃってんの?」
「と言いながら、女子生徒を追いかけない猿渡は酷いと思う」
「どこかで聞いたようなセリフを言うな!!
おーい、入っていいよ」
そう言って、ドアを開けた猿渡。