雑用部+α

「…ま、二階だな」


「行くのですか?変態ですか?」


「変態じゃない。変人だ。話が進まないから行くぞ」


「前半の言葉、銀〇のパクリだろ。
隅に置けねーな」


「若干使い方間違ってるぞ。
話進まないから行くぞ」


「ほーい」


猿渡一行は、二階の女子用トイレに向かった

「ウン子。ちゃんとやってますか?」


「目立ちたい…目立ちたい…目立ちたい…目立ちたい…目立ちたい…」


まじないのように、ブツブツ言って、突っ立っていた


「トラウマになるからそれやめろー!!!」


「あ…猿渡さん…山田くん………」


枝つきたわしを持ちながら、ニヤリと振り返る。


「マジで怖いから!!やめろ!!こっち向くな!!その顔マジで、ヤバイから!!」


「…いちいちうるせー男だな」

目の下の陰を濃くして、ウン子は言った


「……すみません」


「あらら、簡単に謝っちゃったよ」

棒読みで隣にいた山田が言った。


「…ところで…掃除、終わりですか?」

通常時の顔に戻ったウン子は、聞いてきた。

猿渡気を取り直すかのように、コホンと咳払いし

「今日は、終了だ」





End 終わっちゃったし,

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