雑用部+α
かつあげしてる男子らも、猿渡の方を見る
「何や兄ちゃん。ワシらに何か用あるんか?」
「おまえら、男子って言われてるんだから、そんなおっさんが使いそうな言葉遣いやめろよ」
反射的に言ってしまった
「ああん?」
睨んでくる
「あ、つい本音が。てか今時かつあげとか…古くさくね?あ、また本音が」
「てめぇわざと言ってるだろ!!!」
「知らんがな。自分の頭で考えろよ。おバカさん」
「何だと…なめやがって!!!」
そう言って、男子かつあげの一人が、サバイバルナイフを出した
「いや、男子かつあげって何だよ!!!」
「うるせー!!俺らに歯向かったこと後悔させてやる!!!」
そう言って、猿渡に向かう
「そして行動もベタだな!!ってそんなこと言ってる場合じゃないし!!」
―刺される!!
反射的に目をつむる
しかし一向に痛みがこない。
恐る恐る目を開けると、男子かつあげが倒れている。全員。血まみれで
そして、その中に、少女が立っていた
「助けて頂き、ありがとうございます」
笑顔で言ってくる
「いや…俺、何もしてませんが…」
「ええ。たしかにあなたはただ目をつむって、ぼさっと立っていただけですが…ね」
ニヤリと不気味な笑顔に移り変わった