雑用部+α
「…あなたは…どこまで本気なのですか?……証明して下さい」
「証明?」
一瞬、戸惑った顔をしたが、直ぐに真顔になり
「人の愛の深さなど、口では証明しずらいです。しかしそれでも言葉で説明しろとおっしゃるなら、僕の愛の深さは、未確認飛行物体の謎よりも、僕が愛して止まない石川萌美…あ、漫画のキャラクターです。
それよりも、あなたを愛してます」
意味がわかりません。
完璧に山田健は、自分に酔っている
もしかしたら、こんな不細工な私を好きになったふりをすることで、自分の好感度を上げる作戦を今実行しているのか。
はたまた、ただの罰ゲームか。
「…よく…わかりません……すみません」
そう言って、自分の席に着いた。
と、同時にチャイムも鳴った。