雑用部+α
※
帰り。今日は、部活に行く気にはなれない。
またあんな自分に酔っている言葉を浴びせられるのは御免だ
「……疲れた」
最近、笑っていないような気がする。
心の底から
それをもう当たり前に受け止めてる自分もいる。
靴箱に向かったとき、猿渡先輩に会った。
「あれ?部活行かねーの?」
「…はい」
「ふーん。そっか」
どうして休むのかと聞かれると思っていた
だから、猿渡先輩の態度には正直驚いた。
黙って猿渡先輩の背中を見つめる。
姿が見えなくなるまで。