雑用部+α


帰り。今日は、部活に行く気にはなれない。

またあんな自分に酔っている言葉を浴びせられるのは御免だ


「……疲れた」

最近、笑っていないような気がする。
心の底から


それをもう当たり前に受け止めてる自分もいる。


靴箱に向かったとき、猿渡先輩に会った。


「あれ?部活行かねーの?」

「…はい」

「ふーん。そっか」

どうして休むのかと聞かれると思っていた

だから、猿渡先輩の態度には正直驚いた。


黙って猿渡先輩の背中を見つめる。

姿が見えなくなるまで。


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