雑用部+α


文化祭も無事に終わり、依頼も達成された。

「いやー最高に楽しかったな!!!」

ご満悦な猿渡。


「やっぱ文化祭はこうでないと」


焼きとうもろこしを右手に、脇には文化祭の栞がはせてあった。


「それにしても…」


猿渡は周りを見回す。

「俺って…本当に友達少ないんだな」


ぽつーんと一人でいた。


山田はあれから、友達と屋台周りに

ウン子こと寺島明美は興味無さそうに家に帰っていった。


「ウン子に関しちゃ、目立ちたいならこういう行事に参加すればいいのにな」


と密かに思った、猿渡であった。


-end-

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