雑用部+α

「とりあえず、見回り行くとするか」


「僕…雑用部辞めよっかな」


「辞めるのを辞めろ」

「黙れ」




雑用部一行は、見回りに行くことになった。

「猿渡さん!!あれ!!」

「どしたっ!!」

「Remember from time新刊が出てます!!!!」

「いや、知らねーよ!!」

「あれ?前話しませんでした?Remember from timeは―」


「黙れ。そっちの知らねーじゃないから。それに不審者に関係ないじゃん」


「実はですね…」

山田は急に真面目な顔になり

「関係あるかもしれないんです」


「……はい?」


「Remember from timeの中で、最も人気で最もな過激な話があるんです。何かこういうと高杉思い出しますね。ほら、"最も過激"の部分が」


「話ずれてるぞ」


「あ…本当だ。んで、その話のタイトルが、『動物たちの逆襲』と言うんですけど…この話がもう最高でね!!!何て言うのかなー、こう胸がキュンキュン言って、萌えというより燃えで、この話で人気が爆発したんですよ。今ではNo.1!!!すごくないですか!!?是非読んでみて下さい!!!」


楽しそうに話す山田。しかしそれとは別に、猿渡は下を向いてみた。そして感情を爆発させた

「いや…!!!知らねーよ!!!結局関係ねーじゃねーか!!!」


「てへ」


「てへじゃねーよ!!!おまえが真剣な顔になったから信用しちまったじゃねーか!!」


「…それは…自分のせいなんじゃ」


「うるさい…。さっさと犯人捕まえて殺すぞ」


「いや、殺しちゃダメですから。今の猿渡なら殺しそうだけど」


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