雑用部+α
あなたが好き。
私はあなたが好き。
ずっとあなたを見ています
ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと。
※
雑用部部室。
猿渡と猿渡の友達、哲が話していた
「で?ストーカー野郎を捕まえろと?」
「頼むよ~困ってるんだよ」
自業自得だろと猿渡は思いながら
「ここの生徒なんだろ?だったら先生に言えば―」
「無理だよ!!そんなことしたら、不純異性交遊がバレるだろ!!」
「自業自得だろーが!!!」
「だからお前に頼んでんだろ~」
「わかったわかった」
もう諦めたように言う猿渡。
「それで?誰その子」
「一年二組、沖川唯だよ」
「一年って…おまえ…」
呆れた声で言うと、
「ま、ストーカーって一種の愛情表現で止めろって言っても、向こう自分は正しい行為と思ってるから、止めないんだよ」
「おまえストーカーしたことあるだろ?なんか止めれたきっかけってあるの?」
「俺にそんな過去はねーし、何真実っぽく言ってんだよ」
「いや、あるだろ。小6の時、女子の縦笛を…」
「それはストーカーって言わねーんだよ!!単なる気持ち悪い男子がする行為だよ!!!」
猿渡は咳払いし
「とにかく、お前が悪い。女の子の心踏みいじったんだから」
「それは縦笛事件の経験の結果からですか?」
哲は記者っぽく、そこにボールペンを向けた
猿渡はボールペンを奪い
「しつこい!!いちいちそれを持ってくるな!!」
「はは、悪い悪い」