雑用部+α

あなたが好き。
私はあなたが好き。

ずっとあなたを見ています

ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと。



雑用部部室。
猿渡と猿渡の友達、哲が話していた

「で?ストーカー野郎を捕まえろと?」

「頼むよ~困ってるんだよ」


自業自得だろと猿渡は思いながら

「ここの生徒なんだろ?だったら先生に言えば―」

「無理だよ!!そんなことしたら、不純異性交遊がバレるだろ!!」


「自業自得だろーが!!!」


「だからお前に頼んでんだろ~」


「わかったわかった」

もう諦めたように言う猿渡。

「それで?誰その子」

「一年二組、沖川唯だよ」


「一年って…おまえ…」

呆れた声で言うと、

「ま、ストーカーって一種の愛情表現で止めろって言っても、向こう自分は正しい行為と思ってるから、止めないんだよ」


「おまえストーカーしたことあるだろ?なんか止めれたきっかけってあるの?」


「俺にそんな過去はねーし、何真実っぽく言ってんだよ」

「いや、あるだろ。小6の時、女子の縦笛を…」


「それはストーカーって言わねーんだよ!!単なる気持ち悪い男子がする行為だよ!!!」

猿渡は咳払いし

「とにかく、お前が悪い。女の子の心踏みいじったんだから」


「それは縦笛事件の経験の結果からですか?」

哲は記者っぽく、そこにボールペンを向けた
猿渡はボールペンを奪い

「しつこい!!いちいちそれを持ってくるな!!」

「はは、悪い悪い」



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