高校生の事情

最後の一個が大好物のおかずで、私は箸でそのおかずをとろうとした。が、一瞬に誰かに奪われてしまった

素早く奪った人物をみると涼だった。

「あぁ!なんでとるのよ」
「はぁ??別にいいだろ!あんまりくうとタヌキになるぞ!!」

「だれがタヌキですって!!?ならあんははカバよ!カバを反対からよみなさいよ!!ん!?なんてよむ」
「だれがバカだって!!カバが可愛そうだろ!!しかも俺の親がいる前でよく俺の悪口言えるな!!」

「なに?喧嘩うってるの?ちゃんと涼のお母さんに母の日にはカーネーションをそえてプレゼントしてる?父の日にはジョージアのコーヒーをちゃんと涼のお父さんにわたしてるの?」

と私たちが喧嘩していたらその情景をみた涼の母さんと父さんは大口を開けて笑っていた。

「あはは(笑)あはは(笑)まどかちゃんは本当に面白いわね。」

「うん、傑作だ(笑)まどかちゃんの彼氏君は…タケル君はまどかちゃんには頭が上がらないだろう」

と涼のお父さんはそういいタケルをみた。

タケルは満面の笑みで
「はい!!先ほどもタクシーの中でキスをしたらすねを蹴られた挙げ句におもいっきり背中を叩かれてしまいました」

とタケルがいうとまた涼のお父さんとお母さんは笑う

「ちょっと!タケル!あんたどこまで、直球、ストレート、ど真ん中なのよ!!恥ずかしいのは私だけ??」
そういうと落ち着いていた涼の父さんと母さんはまた笑いだす。

「あぁ~ほんと、面白い子だ。タケル君も、えっと~何だっけ?直球、ストレート、ど真ん中??最高に決まってたよ。あはは(爆)」

と、こんどはお腹を抱えて笑う。
< 103 / 151 >

この作品をシェア

pagetop