高校生の事情
私達はメアドを交換してからあることに気付く。
「あぁ~タケル!忘れてた」
と私がいうと葉月は申し訳なさそうな顔をしている。
「ホントにごめんな?」
という葉月の肩に手をおいて、
「友達になった以上ごめんは禁止」
というと葉月は笑いながらまたごめんといった。
そんな葉月をみて私は笑う
平和だな(笑)
私と葉月はタケルがいるであろう場所に向かう。
タケルを見つけるとタケルはグショグショに泣きながらまどかがと泣いていた。
そんな姿をやれやれといいながら私はタケルのもとへと駆け寄る。
「まどかーー生きてた(泣)」
というタケルに
「誰が死んだんだよ!」
と笑いながらツッコむ私。
葉月はタケルに心配かけてごめんなって言っていた。
タケルは恐怖で腰が抜けたらしくて周りの部下たちもどう対処していいかわからず焦っていたらしい。
私は葉月の部下にありがとうというと葉月と同じように目を見開いていた。
「あ、私たち友達になったんだよ」
と葉月をみていう私に、なって笑う葉月を部下はあぜんと見ながら
「葉月さんが笑ったーー」とビックリしている部下たち。そこか?と思いながら
腰が抜けたタケルを見ながら
心配してたんだなと思いながらタケルに近寄った。
「まどかーーー生きてた」「って何回死なすきだよ」
と私がいうと葉月たちは笑いっていた。
「なんか、立場、逆だよな」と私とタケルを交互にみる
葉月。たしかにーと納得している部下たちに
「納得してんなよ」
と笑いながらいう私に葉月は
「だって、普通は男が危険にさらされていて女が泣く的な感じじゃない?でもまどかたち特殊だよね(笑)」
と部下たちにいう葉月。
「たしかにそうっすよねーまどかさん達は特殊だ。なんかまどかさん、男以上にたくましいし男前っすよね。それにたいしてタケルさんはまるで女のように繊細だ。ホントに特殊っす。」
という部下の言葉に葉月は爆笑しながら頷いている。