高校生の事情
涼の姉ちゃん。可憐参上!
「あら、ゆっくりタケル君と満喫できた?」
と笑いながらいう涼のお母さんに、はいと笑顔で答えながら靴を脱ぐ。
…?
知らない靴だ…。
「あぁ~いま涼のお姉ちゃんが帰ってきたの。」
というお母さんに私とタケルは顔を見合せると
「「可憐さんが…!!」」
と二人していう私達。
「なぜ、可憐って知ってるの?」
って言われてタケルが口走ろうとしたから私は慌ててタケルの言葉をさえぎるように
「ほら!!この服の後ろにでかい文字で“可憐”って書いてあるから」
と後ろに書いてある文字を見せるように言う。
……あっぶね~。
「あぁ~なるほどね!!可憐もいるから、さぁ、入って!」
と言われ、タケルと恐る恐る中へ入る。
中には金色に染めたロングヘアーの可憐さんがいた。
私を見るなりビックリしたようなかおで
「その服、あんたに似合うな!!あげるよ」
と言う。
い、いらねーーーこれで
私は生きるか死ぬかの運命をさっき味わったからな!
ま、生きて、葉月とは友達になったけど。
可憐さんは美人と言うより可愛い感じの人だ。
お父さん似だろう。
「あ、私はまどかと言います。こっちは私の彼でタケルです。」
軽く、会釈をして可憐さんをみる。
「ほー、美男美女だな(笑)」
美男は否定しませんけど美女は否定させてください。
と思いながら可憐をみる
「あたしはミツキだ。よろしく(笑)」
「ミツキ?可憐さんじゃないんですか?」
と私が聞くとミツキさんはビックリしたようなかおで
「なんで可憐って知ってる?」
とミツキさんは涼のお母さんと同じようにきいてくる
「いや、服の後ろに可憐って…」
と私は後ろの文字をみせるとミツキさんはあぁ、と
「可憐は族の名前だな。私は総長なんだ(笑)」
とあっさりという。
「「そっ、総長!!!」」
とタケルもビックリしている
だからあの時、伝説の可憐とか言ってたんだ。