高校生の事情

タケルを寝かせて
ふと気付く。


私、タケルと一緒に寝るの!?

彩ちゃん達をみると爆睡して二人仲良く寝ていた。

……。


私は仕方なくタケルの寝ている隣に寝る。

こいつ、何もしないよな?と思いタケルをみる。


「俺の隣だ~」

!!!!この野郎ー(怒)

私は勢いよくタケルから離れようとした。


が。

タケルに手を捕まれあっという間にタケルの胸の中におさまる。


あぁぁぁぁやだーー

「タケル!話して」

とおもいっきり低い声でタケルを睨む。

「俺と一緒に寝たくないの?」
と悲しい顔をするタケル。

「わかったわよ!寝ればいいんでしょ!」

でも、私は簡単には怖じ気づかない。


私は刺身の入ったトレーからワサビをあらかじめとっておいた。

「タケル!私になんかしたらただじゃおかないからね」

そう言って私はタケルの隣にしぶしぶ眠った。

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