高校生の事情

迷子のチワワと黒豹


「タケル、アナログ時計つけてる?」

とタケルは不思議な顔をしながら私をみる。

「つけてるけどなんで?」
「なら、貸して。」

といいタケルから時計を借りる。まだ日は明るいから

方位はこれでわかるはず


私は太陽の位置を確認すると時計の短針を太陽の位置に向ける。

その時に12時と短針のちょうど中間が南になる。

「この方位が南だから私達がいるのは東ね。」

「どうやって!?方位がわかったの!?方位磁針ないよ?」

タケルはビックリしながら私をみる。
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