高校生の事情
私は北を目指しながらタケルと雑木林をあるく。
「真夏なのにやっぱり木々に囲まれてるから涼しいよね」
とタケルに微笑みながらいう
「たしかに!なんか涼しいしかもピクニックみたいで楽しい~。」
とスキップをしながら私の後ろからついてくるタケル
タケルと歩きながら雑木林を散策していると黄色い壊れかけの傘が置いてあった。
というより投げてあったに近いな。
捨てものだけど雨が降ったときようの雨具にはもってこいだ。
私は黄色い壊れかけの傘を手に取るとちゃんと開くか傘を広げてみた。
「ギャーーーー」
辺り一面に私の叫びが聞こえる。
タケルは後ろから慌てて走ってきて私にどうしたの?と駆け寄る。