高校生の事情

そんなたわいもない話をして笑っているとあっという間にじかんはすぎて掃除時間は終わった。


授業のチャイムがなり重い足取りで席に着くと隣の男が話し掛けてくる。

「野本さん!すしまどかって知ってる?」

「…。」
私の名前であそんでんじゃねーー(泣)

授業が始まると必ずといっていいほどあるものがやってくる。………。


そう。睡魔だ。
どうしてもこいつにかてない。あぁ~悔しい…。

と思いながらも睡魔は私の中に入っていく。

「…本、野本!きいてんのか?おい!」

なんだ?だれかよんでる。ここはどこだ。三途の川か??だれだ私をよんでんのは…。……。この蚊が飛んでそうな声は数学の先生か…?……っ!はっ!

「なんでしょう?」
うおっ、寝てたのか…。
しかもなんでしょうって図書室で言った言葉と同じじゃん!!

「なんでしょう?じゃない!野本!ここの体積を答えなさい。」

「…。」
わかんね~。

私は寝ていた罰として廊下に立っていた。
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