高校生の事情

そして運良く傘の色が黄色いことに改めて感動する私

猪が突進しそうになったら傘を開く!勢いよく。

よし。落ち着け!自分。


私は恐怖と不安に負けじと足に力を入れてドアの前にたつ。
 

………。


コエェェェェェーー(泣

私は左手で傘のとってをもち右手で傘の開く時に押すボタンの上に指をおいた。

猪は頭がいいのか悪いのかドアの前に立つ。

という気配がした。

ドアの前には念のためテーブルを置いて簡単には開かないようにする。

多分、猪のことだから開かないの問題じゃなくてこのボロい小屋のドアを打ち壊すだろうと思いながら固唾をのんで私は立っていた。
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