高校生の事情

「ごめんな?まどか。俺、最低だな…。」

タケルは私にそういうと私と一緒に泣いた。

「もう!!私が死んだらタケルも道連れよ!!」
私はそう言うとタケルに笑って、ぐっすり眠れた?と言ってタケルの頬っぺをつねった

「寝てた仕返し(笑)」

そういい、ホッとしたのもつかの間だった。


壊れたドアの隙間からなにやら影が見えた。

まさか、さっきの猪!?

とドアが開き中に誰かが入ってきた。

斧をもちながら私達を見下ろしている。


「「ギャーーーー」」
とタケルと抱き合いながら目の前に立っている人を恐る恐る見上げた。

「「ギャーーーー」」

「おい!!二回も叫ばれちゃちっとへこむぜ。」

「なんで涼のお父さんがここにいるの!!!」
目の前にはあの涼のお父さんが立っていた。
「あ?だってここは俺の小屋だからな。」

と涼のお父さんは自慢気にいう。

「はぁー、餌にされなくてよかった」

とタケルは安心したように言う

「ところでなんで君たちはここに?」

と涼のお父さんがいうので私はタケルが縁結びスポットと方向を間違えて森で迷って北を目指しながら来たらここにと涼のお父さんに

説明をした。
涼のお父さんはどうやって方位がわかったんだと私に言うとタケルはまどかが太陽と時計で方位をと勢いよく立ち上がりそう言った。

涼のお父さんは大したもんだと大口を開けて笑いながらそう言った。


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