高校生の事情

うちが?まじ?

「なんで?」
「は?それやきもちよ」
「や、やきもち??」

どうやら私は多田のこと好きなんだ。


「頑張ってよ」
しいちゃんは言う。

そうか!!よし頑張ろう!
それから私は多田が挨拶するたびに前までは感じなかった色んな感情を覚えた。

挨拶してもらえて嬉しかった。

あの時のやきもちは多田をすきな証拠だってわかった

そんな色んな気持ちを教えてくれたのは多田なんだ。って思った。

「ね?明日ってバレンタインじゃない?」

ん?バレンタイン?ってことは2月かぁ~
ここにきて大変なことやつらいことはあったけどそんなの吹き飛ぶくらい学校が楽しかった。


「まどかは多田にやるでしょ?毎年、チョコあげるのはお父さんと弟くんだけだったんじゃないの?」


うおぉぉぉなんで知ってるんだー(泣)そうだ!あげるのは家族だけだったぞ(焦)

…多田に?
そうかぁ~あげようかなぁ
「うん、あげる~(笑)」


楽しみだなぁ~クッキーのほうがいいよね~↑なんの根拠だ…。

私はそれからスーパーにいって材料を買って早速作った。


……。まぁいい感じにつくれたじゃん!!

つかバレンタイン明日って普通気付くよね?

私ってどんだけばかなの!


そんな事を思いながら明日にむけ私はねたのであった

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