高校生の事情

チュンチュン。チュン。

あさの光で私は目覚めいつもなら母さんに「あと5分…。」と目覚めが悪いのに

この日は目覚ましがなる10分前に起きていた。


制服に着替えて靴下をはいて髪を整えて朝ごはんを食べようと食卓にいくと


母さんは目を丸くして固まっていた。

「どうしたの?熱があるなら学校やすみなさいよ?」

んなっ!失礼な!

「母上、今日は何の日かよろしくて?」

「…。お父さん~まどかの体に戦国時代の侍がのりうつってるわぁ」

おいおい!お母さん、自分の娘をなぜそんな哀れな目でみる!!私は正常だわ!

「母さん!私は正常よ!それより今日はバレンタインなの!」


「あぁ~だからね。頑張りなさいよ。」

…。母さんったら。

私はご飯を食べて歯磨きして玄関に向かった。

「いってくるね~」

「いってらっしゃい~」

ふ~まじ朝から嵐だ…。

とそんな事を思いながら友達と学校にいく。

「まどか今日あげるんでしょ?」

うん、もちろん!!でもどこで渡そうかしら。。。

「ね?どこでわたせばいいと思う?」

学校には大勢の生徒達がいる。なにも考えずに渡したら後がたいへんだ。

「ここにきて!っていえばいいじゃない?」

といまこの場所をいう。

ここ??ここ図書室じゃん
「…。なるほど~いいね!よし決めた。Thank You」

なら渡すのは昼休みがいいよね?手紙と一緒に渡したらいいか~。


とそんなことを考えてると時間はあっというまにすぎてついに…。


キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン

うぉぉぉぉぉ緊張MAXだー
こんな緊張するとはー(泣)

とふと前に多田がいることに気付いた。

結局、緊張しすぎてよびだすこともできなかった。

「あ!おい、多田。これ」
ひぃぃぃぃ緊張MAXで手が
震えてるーー(泣)

「これ?俺に?」
「あぁ、うん(笑)んじゃ」
私は、緊張のあまりにげてしまった(泣)



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