高校生の事情


ふとその子と目が合う。



「「あぁぁぁ!!」」

俺とその子はハモった。

「タケル!!」「マドカ!!」
混乱している脳を冷静にしようと落ち着く。

「なんで?」

「それはこっちの台詞よ」
マドカという子も混乱しているようだ。

そんなことを思ってるとマドカという子は俺に近づき顔を覗き込んだ。

…近っ。

黒髪を1つに結んでいる。白い肌、奥二重だけどでかい目。整えてある眉厚みのある形のよい唇。

凛としている。
黒の服が似合うな…。


ってわけわかんねぇ。


マドカはおれの赤くなってる頬をみているようだ。

赤くなっている頬をみて、どうして赤くなってるの?って聞かれたから朝目覚めたらなってたっていった。

こんなことで話通じるかと思ったが納得したらしい。
そしてマドカがコンビニを出ていったあとふとあの人が渡した紙切れをみて、マドカにメールをした。

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