高校生の事情
そんな、夫婦のやりとりを見ながら唖然と立ち尽くしていると、ポケットに入ってる携帯がなっている。
彩ちゃんからだ。


私はあの母さん達から離れたところに言って電話を出た。

「あ!まどかちゃん!やっとでた!!」

やっとってことはさっきから電話してきてくれたんだ。ごめんよ。彩ちゃん。


「ごめんね?母さん達がうるさくて。」

「あはは(笑)野本家はいつも賑やかだね(笑)」


そういう彩ちゃんに苦笑いでうん、とこたえた。

「で?どうしたの?何回も電話くれたことだから大事なはなしだよね?」

「ううん、そこまでないんだけどね、涼と明日、遊園地いくんだ。でね、本当はダブルデートしようってなってたんだけど、私の友達が明日いけなくなって二枚余っちゃったんだよね(焦)明日、まどかちゃん暇?」


ひま!!暇すぎる!遊園地かぁーチョーいきたい!!でも…


< 63 / 151 >

この作品をシェア

pagetop