高校生の事情
“観覧車”
彩ちゃんは彼氏さんと2人で先に乗り
私達はその次の観覧車にのる。
ふと観覧車の管理係の人が視界にはいる。
「「あぁぁぁ!!」」
タケルとハモる。
あの夢で、でた!
「「美和子!!!」」
美和子だ!美和子!
「なんで、私名前、知ってるのよ!!?気色悪いじゃない!」
………。相変わらずオネェ系だ。でも、美和子は私達を知らない…?
「美和子?私の顔に見覚えない?」
「あるわけないじゃない!!いきなり私をみるなり、あぁぁぁぁ!!ってさけんで、あげくに美和子って!!失礼極まりないわ!!」
「ホントに見覚えないんだ……。」……シュン。
夢の中では友達になれたのに…。
「っていうか、早く乗りなさいよ!!さっきの人達もう頂上付近よ!!」
「もう!?はやくね??」
「アンタ達が私に話し掛けるからじゃない!!」
そう、美和子は叫ぶと無理やり観覧車の中におしこんだ。